第31回地方出版文化功労賞特別賞受賞作品
2017年度岩手県芸術選奨受賞作品
明治から平成の現代まで、岩手ゆかりの作家たちの文学活動と生き方を描いた「岩手文学史」。
2013年1月から16年9月まで岩手日報紙上に連載した企画に加筆、再構成して書籍化した。
著者は盛岡市在住の脚本家・道又力氏。
A5判625ページ/2017年6月発行
ISBN978-4-87201-419-8
【目次】
第1章 明治篇
第2章 大正篇
第3章 昭和戦前篇
第4章 昭和戦中篇
第5章 昭和戦後篇
第6章 平成篇
あとがき
署名・メディア・事項索引
人名索引
【本書の帯より】
大槻文彦から始まって佐々木喜善を拾っていく、こんなユニークな岩手の文学史が今まであったでしょうか。愛があふれでる、清新な文学史。
金田一秀穂(言語学者)
電筆将軍に会いたい!近代小説の誕生から文士劇の今まで、日本の文学のおヘソは東北にあった。笑って泣かせる、文学の香り高い文学史は初めてではないか。
ロバート キャンベル(日本文学研究者)
岩手の文学ここにあり
本書は、明治から現代までの、岩手文学の歩みをまとめた、初めての通史である。何故、岩手はこれほど多くの文学者を、輩出し続けるのか?岩手の文学史を書こう、と思い立ったのは、東日本大震災の影響が大きい。震災による喪失感を癒やすのは、私にとって文学しかなかった。
形が失われても、心は残っている。心を伝える最良のものは、文学者たちの作品に他ならない。
ーあとがきより