北の文学第84号

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巻頭コラム/綿世景「陽に潜む陰」

小説部門優秀作/中村均「たねをまく人」


 文芸誌「北の文学」第84号は、小説部門優秀作に選ばれた中村均さん「たねをまく人」と入選作4編を収録。優秀作は東日本大震災で家と仕事を失った男性と同級生をめぐる物語を描いた作品です。88歳大沼勝雄さんは「万媚挽歌」で見事入選を果たしました。

 巻頭コラムは『遊川夕妃の実験手記』シリーズ(星海社)で注目の綿世景さん(盛岡市出身)が登場。

●編集委員
 鈴木文彦 久美沙織 大村友貴美
 
体裁 :A5判
総頁 :246頁
発行 :2022年5月
ISBN :978-4-87201-615-4

【目次】
・巻頭コラム 陽に潜む陰/綿世景

・小説部門優秀作 たねをまく人/中村均
・小説部門入選作
   フェイタルコミュニケーション/谷村行海
   万媚挽歌/大沼勝雄
   ラメトク/中村祥子
   私は/東野正
・〔寄稿〕小説
   ハハキトク/佐藤幸浩
   ビューティフル・ネーム/瀬川健
・俳句 髙橋和枝
・グラフ文学散歩/塩谷昌弘(盛岡大准教授)
   故郷をつなぐ ー若松千代作と若松丈太郎ー
・川柳 柳清水広作
・エッセー 4編
・第83号合評会から
・投稿 あの日あの時
■「北の文学」とは
 『北の文学』は新人作家の発掘と育成を目指す岩手の総合文芸誌です。創刊は1955年。新感覚派として活躍した鈴木彦次郎をはじめ、井伏鱒二、川端康成、丹羽文雄、尾崎士郎が監修者として名を連ねました。第5号で休刊となったものの1980年に復刊。以来、年2回(5月、11月)の発行を続け、短編小説の優秀作と入選作などを掲載しています。これまでに斎藤純さん、平谷美樹さん、松田十刻さん、大平しおりさん、日上秀之さんらを輩出しています。
 岩手ゆかりの一線作家らによる巻頭コラムも人気です。第81号の伊吹有喜さんをはじめ、これまでに若竹千佐子さん、沼田真佑さん、柚月裕子さんらが登場しています。

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