北の文学第85号

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巻頭コラム/阿部暁子「もしも義経が平泉に来なかったら」

 文芸誌「北の文学」第85号は、小説部門の入選作4編を収録。

 巻頭コラムは、「パラ・スター」(集英社)などの話題作を生み出している阿部暁子さん(花巻市出身)が登場。「もしも義経が平泉に来なかったら」と題し、作家デビューの原点となった「出会い」を描いています。

●編集委員
 鈴木文彦 久美沙織 大村友貴美
 
体裁 :A5判
総頁 :244
発行 :2022年11月
ISBN :978-4-87201-616-1

目次
・巻頭コラム
  もしも義経が平泉に来なかったら/阿部暁子

・第85号小説部門入選作
  或るまなざしの行方/佐藤純子
  堕天/谷村行海
  鬼籍の記入漏れ/梅鉢サヨコ
  冬森/森葉竜太
・〔選考経過・戦評〕

・詩 天の川の使い/照井良平
・〔寄稿〕小説 最期の願い/中村均
・短歌 百姓譚/菅原伴耕
・〔寄稿〕小説 塩辛の壺/松田和夫
・俳句 鰯雲/武田稲子
・グラフ文学散歩/八木澤卓
  杜陵吟社と盛岡 ー明治を生きた若き俳人たちー
・川柳 アテルイの首/佐藤岳俊
・エッセー 4編
・84号合評会から
・投稿 あの日あの時
■「北の文学」とは
 『北の文学』は新人作家の発掘と育成を目指す岩手の総合文芸誌です。創刊は1955年。新感覚派として活躍した鈴木彦次郎をはじめ、井伏鱒二、川端康成、丹羽文雄、尾崎士郎が監修者として名を連ねました。第5号で休刊となったものの1980年に復刊。以来、年2回(5月、11月)の発行を続け、短編小説の優秀作と入選作などを掲載しています。これまでに斎藤純さん、平谷美樹さん、松田十刻さん、大平しおりさん、日上秀之さんらを輩出しています。
 岩手ゆかりの一線作家らによる巻頭コラムも人気です。第81号の伊吹有喜さんをはじめ、これまでに若竹千佐子さん、沼田真佑さん、柚月裕子さんらが登場しています。

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