北の文学第83号

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巻頭コラム/五十嵐律人「かつてのニュータウン」

優秀作・小説/佐藤幸浩「瀬峰の朝」


文芸誌「北の文学」第83号は、小説部門優秀作の佐藤幸浩さん「瀬峰(せみね)の朝」と、入選作3編を収録。優秀作は1964年東京五輪直前の高度経済成長期の世相と庶民の姿を生き生きと描いた作品です。

巻頭コラムは2020年「法廷遊戯」でミステリー界にさっそうとデビューした弁護士作家の五十嵐律人さん(盛岡市出身)が登場。ファン必読の貴重なエッセーです。

●編集委員
 鈴木文彦 久美沙織 大村友貴美

体裁 :A5判
総頁 :198頁
発行 :2021年11月
ISBN :978-4-87201-614-7

【目次】
・巻頭コラム 五十嵐律人/かつてのニュータウン

・小説部門優秀作 瀬峰の朝/佐藤幸浩
・小説部門入選作
  病院の神様/中村均
  ナイトステップ/谷村行海
  お茶でも一杯/片居木ハナ

・〔寄稿〕小説
   ブエノスアイレス/小田島比呂
・〔寄稿〕評論 立川ゆかり
   光瀬龍――転輪王と束稲山と苔たちの関係
・第82号合評会から
・投稿 あの日あの時 7編
■「北の文学」とは
 『北の文学』は新人作家の発掘と育成を目指す岩手の総合文芸誌です。創刊は1955年。新感覚派として活躍した鈴木彦次郎をはじめ、井伏鱒二、川端康成、丹羽文雄、尾崎士郎が監修者として名を連ねました。第5号で休刊となったものの1980年に復刊。以来、年2回(5月、11月)の発行を続け、短編小説の優秀作と入選作などを掲載しています。これまでに斎藤純さん、平谷美樹さん、松田十刻さん、大平しおりさん、日上秀之さんらを輩出しています。
 岩手ゆかりの一線作家らによる巻頭コラムも人気です。第81号の伊吹有喜さんをはじめ、これまでに若竹千佐子さん、沼田真佑さん、柚月裕子さんらが登場しています。

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