北の文学 第78号

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巻頭コラム 日上秀之/文学に所属するということ

小説優秀作 松田和夫/ふゆのさくら


 文芸誌「北の文学」第78号(2019年春発行)は、小説部門優秀作に選ばれた松田和夫さん「ふゆのさくら」などを掲載。

 巻頭コラムは、小説「はんぷくするもの」で第55回文藝賞を受賞した日上秀之さん(第76号優秀作)が登場。「文学に所属するということ」を寄稿した。【在庫僅少】

 
及川和男さん追悼特集も掲載

 第67号までの16年間にわたり編集委員を務めた及川和男氏(2019年3月死去、享年85)の追悼特集も掲載。第1次「北の文学」創刊号(1955年)で入選し、小説からノンフィクション、児童文学まで幅広い分野で活躍しました。特集では遺稿2編のほか、立川ゆかり、千葉万美子、野中康行の3氏による追悼文を収録。

●編集委員
 鈴木文彦 斎藤純 久美沙織
 

体裁 :A5判
総頁 :180頁
発行 :2019年5月


【目次】
・巻頭コラム 文学に所属するということ/日上秀之

・小説部門優秀作 ふゆのさくら/松田和夫
・小説部門入選作 サードマン/朝比奈信次
〔選考経過・選評〕

・追悼 及川和男さん
  文章講座 創作方法を考える7 取材・調査について
  「北の文学」感懐
  及川和男さんを悼んで
    立川ゆかり/千葉万美子/野中康行

・詩 レタスの話/久慈こうこ
・〔寄稿〕小説
  愛は盲目とみんなは言うけれど/松本秋実
・短歌 嗚呼民主主義/松井良治
・〔寄稿〕評論 黒澤勉
  正岡子規と秋田ー石井露月の青春
・俳句 ここから/本郷明子
・グラフ文学散歩 編集部「函館の啄木」
・川柳 遠野路漫遊記/小田島花浪
・エッセー 4編
・77号合評会から
・投稿 あの日あの時

 
■「北の文学」とは
 『北の文学』は新人作家の発掘と育成を目指す岩手の総合文芸誌です。創刊は1955年。新感覚派として活躍した鈴木彦次郎をはじめ、井伏鱒二、川端康成、丹羽文雄、尾崎士郎が監修者として名を連ねました。第5号で休刊となったものの1980年に復刊。以来、年2回(5月、11月)の発行を続け、短編小説の優秀作と入選作などを掲載しています。これまでに斎藤純さん、平谷美樹さん、松田十刻さん、大平しおりさん、日上秀之さんらを輩出しています。
 岩手ゆかりの一線作家らによる巻頭コラムも人気です。これまでに若竹千佐子さん、沼田真佑さん、柚月裕子さんらが登場しています。

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